ヴィクター・ニーダーホッファーと、逆張リズム

2005年、ジェイコム株誤発注事件で20億円超を稼いだことで有名なBNF氏のHNの由来でもある、伝説のトレーダー、ヴィクター・ニーダーホッファー(Victor Niederhoffer)。


1997年のアジア通貨危機で破産、その後再起するも2007年のサブプライム危機で再度破産。
祖父も、1929年の世界大恐慌で破産しています。

しかし、彼の魅力的なところは、音楽、芸術にも造詣が深く、ジョージ・ソロスのように、ベートーヴェンの「月光」の譜面は、このチャートに似ていると常人には理解不能なことを力説したり、追い詰められた時に、メインレースですった馬券師が、家を担保に最終レースで全財産どころか借金してでも万馬券を狙ってしまうようにリスキーな、究極の「逆張リズム」のギャンブラー的なところです。


1997年のアジア通貨危機では、売り一色の中、逆張りを仕掛けるも追証を用意できず破綻。しかし、相場はその数時間後に反騰。

アジア通貨危機の際には、最終的には数時間の差で、破産に追い込まれるわけですが、数時間ずれていれば大逆転していたという、リスクオン全開のギャンブル。
破産後の彼のインタビューが、NHKで特集されたのを見る限り、彼は、超自信家であることが唯一の弱点であり、逆に凄いところだと思っています。


そして、彼の弟もプロのディーラーであり、彼のファンドでは、人間の「恐怖心」をプログラミングしたトレードにより、アジア通貨危機では、売りで逆に大勝しています。
しかし、その後の反騰は、コンピュータの買いの指示に従わず、買いに転じなかったというのが人間臭い。


そして、また、小生が惹かれるトレーダーである、1900年代の伝説のトレーダー、ジェシー・リバモアも、幾度の破産の末、最後は自殺するのですが、彼が1度目の破産をするのも、注文の執行にタイムラグによるものであり、まさに、勝負は紙一重。

「私は失敗者だ。本当にすまないが私にはこれしか方法がないのだ」と書かれた遺書を妻に残し、ピストル自殺を遂げた。


優れた投資家は、機能的精神異常者(サイコパス)であるという、アメリカの研究者の発表もありますが、それは、「恐怖心」が無いことを意味しているのだろうか。

チャート、特にハーモニックパターンは、人の「恐怖心」「欲望」を形状化したものだともいえます。

凡人の小生は、そこまでのメンタルは持ち合わせないからこそ、身の丈の超貧乏趣味トレードに徹している。
小生にいえることとすれば、ドル円で、三角持合はブレイクしたと言われていますが、小生は別のカウントをしており、1/16からの上昇はABC波で、まだトライアングル内であり、まだ下落余地ありと嘯くことだけか。

本日、日足の雲は超えられれなかったものの、38.2%丁度でリバるという動きなので、まだ上昇してもおかしくないが、レンジに戻ればいいとも考えているのも本心である。

 

糞トレードで、偶然にも本日、ユーロ円でS100pips+L80pipsの往復をゲットできたので、「勝ちて、兜の緒を締める」意味で、ヴィクター・ニーダーホッファーについてしたためる。
ちなみに、ニーダーホッファー氏は、常に自分を戒める意味で、タイタニックの絵画を壁に掲げていました。

 

トレンドフォローより、逆張りに付きまとう「恐怖心」に打ち勝ってこそ、その先に勝利があるのだろう。

しかし、その行く先には、いくつものしっば゜意図挫折が転がっているのは言うまでも無い。
そんな己の愚かさと、鏡に映る己のセンズリ姿の中にこそ、真の人生が見える。

 

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