2014/11~12月ドル円展望

12月までは、GDP速報値発表、消費税点検会合、解散総選挙、消費税増税先送り観測を前にした政局相場なり。

「アベノミクス失敗による、インフレ、悪い円安なんちゃら」という、経済評論の理論フレームで語っても意味が無いので、
経済がどうなるかではなく、「チャートは語るか」、というテクニカル解析的フレームワークで落としこむ作業をする。

昨年4月の異次元金融緩和黒田バズーカでは、35営業日で+11.5%(+10.7円)の円安をもたらしましたが、
先月の追加金融緩和田バズーカ第2砲では、現在まで+6.9%の円安。
長期のドル円チャートを見ていくと、1998年高値~2012年安値は、50%リトレースメント200%エクスパンションという綺麗なAB=CDパターンを形成したあと、現在の円安トレンドがスタートしたわけですが、現時点で直近の主要高値である2007年6月の124.13円から、85%までリトレースメントしています。

USD/JPY 1Month AB=CDパターン
uj1m

そして、この85%リトレースメントを日足で落とし込んでいくと、複数のAB=CDパターンが見られます。
これらは、おおむね119~120円をターゲットとしています。

■2011/10/30 75.56円を基点とするAB=CDパターン

AB=CDパターン 100%  120.38

■2013/06/09 93.78円を基点とするAB=CDパターン

AB=CDパターン 100%  112.39 ★達成
AB=CDパターン 113%  113.90 ★達成
AB=CDパターン 127%  115.53 ★達成
AB=CDパターン 141%  117.16
AB=CDパターン 161.8%  119.50

■2014/02/02 100.74円を基点とするAB=CDパターン

AB=CDパターン 100%  114.52 ★達成
AB=CDパターン 113%  115.73 ★達成
AB=CDパターン 127%  117.03
AB=CDパターン 141%  118.34
AB=CDパターン 161.8%  120.02

 

USD/JPY 1Day AB=CDパターン
uj1w

そこで、先ほどの月足からの長期チャートから、主要高値から現値までのリトレースメントを見てみます。

2007/06月 124.13から、84.9%リトレースメント
2002/01月 135.19から、69.1%リトレースメント ※61.8%超え
1998/08月 147.71から、57.1%リトレースメント ※50%超え
1990/04月 160.36から、48.6%リトレースメント

この中で、次にフィボナッチ比率を形成しそうなリトレースメントと、そのターゲットは、

2007/06月 124.13から、88.6%リトレースメント → 118.59
1990/04月 160.36から、50%リトレースメント → 117.96

以上からも、11月から+10%までの押上げと、来年にかけて120円があってもおかしくはないという、ほとんどの経済評論家と同じ結論になったがいかに。