ダブルトップのフィボナッチ的解釈 ~ドル円展望(2014/1/13~)

テクニカル分析では、伝統的なトレンド転換のシグナルがいくつかありますが、
今回は、それらのテクニカル分析をフィボナッチ的解釈により、現在のドル円にアプローチしてみたいと思います。
その理由として、皆さんも気づいていると思われますが、ここ数ヶ月のチャートが、あらゆる時間軸のタイムフレームで、
一度は直近高値で反発するも、ダブルトップや、ヘッドアンドショルダーを作りそうで作らないというような、パターンが多いためです。

まずは伝統的なシグナルをおさらいしてみます。

 

ダブルトップ(毛抜き天井)
wtop

二つの高値をつけた後、その間に安値を下回った地点が売りサインとなる。
天井圏で出現することで相場の天井を示す。

 

ヘッドアンドショルダー(三尊天井)
hs
相場の反転パターンで最も強力とされ、
ネックラインをブレイクしたあと,高値からネックラインと同じ値幅分だけ下落すると期待できる。

 

カップウィズハンドル・ソーサーウィズハンドル
cup

下降トレンドの終盤に、下落トレンドから上昇トレンドへの変化(大底)を判断する。

 

AB=CDパターンバタフライガートレー222等のハーモニックパターンは、ダブルトップをより厳密にルール化したものです。
ダブルトップとは、BC波とAB波の値幅が100%の状態ですが、一般的なダブルトップのトレード手法としては、

B波ボトムのネックラインを割り込んだら、売り。
その目標値は、起点となったX波の始点。あるいはABの値幅がCDの値幅になりやすいとされています。

これをフィボナッチで説明すると、
AB:CDの比率は、XAに対するABのリトレースメント比率が決定するということです。

つまり、基本的には、起点となったX波の始点が目標値になりますが、CDはABと同じ値幅になりやすいというのでは、あまりにも雑です。
正確には、「ABのXAに対するリトレースメント比率が50%なら、CDの目標値はABの値幅の200%になる。」と説明することができます。

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■フィボナッチによる、ダブルトップの目標値算出
ABのリトレースメント比率 0.382  CD=AB×2.618  0.382×2.618=1
ABのリトレースメント比率 0.5  CD=AB×2  0.5×2=1
ABのリトレースメント比率 0.618 CD=AB×1.618 0.618×1.618=1
ABのリトレースメント比率 0.886  CD=AB×1.13  0.886×1.13=1

 

結局、ダブルトップの目標値は、起点となったX波の始点なのはどれも同じなのであればこの分析は意味が無いと思われるかも知れませんが、
実は、テクニカルの基本であるAB=CDパターンに深く関係してきます。

AB=CDパターンをおさらいすると、
その名の通り、ABとCDの値幅が同じ状態を指し、一目均衡表では「N波動」とも言われます。
ただ、常にCDの値幅がABの100%になるわけではなく、時には127.2%,161.8%へ拡張します。

では、このようにCD波がエクステンションする場合、どこまで到達するかを推測するのに起点Xが重要になります。
つまり、AB:CDの比率は、XAに対するABのリトレースメント比率が決定するということになります。

 h11

h101

今回、これらの解釈をしたのは、丁度現在のドル円チャートで、このAB=CDパターンのアプローチによりターゲットポイントを推理できそうな形状を作っているからです。
それを踏まえたうえで、来週からのドル円を推理していきます。

まずは図解をご覧ください。

4h

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4時間足チャートですが、オレンジの台形のような、一見いびつな形状部分がAB=CDパターンになっています。
まず一つ目の推理としては、
現在の台形はいびつな形状ですが、このまま

■2013/12/23 安値103.76
■AB=CD100%   103.79

を明確に割りこまず現在のポジションで推移する場合、綺麗なAB=CDパターンを形成することになるでしょう。
つまり、103.76-79のラインを明確ブレイクダウンしなければ上昇への反転が期待できるのではないでしょうか。

逆に、下落するパターンの下降ターゲットも同時に推理できます。
この場合は、12/17の安値から50%リトレースメントのダブルトップによる目標値200%がほぼ合致。

■2013/12/17 安値102.49
■AB=CD200%   102.25

103.79を割り込む場合、X波の起点102.49あたりまで下落?
先週1/10の下落で、久しぶりに安値が切り下がったこともポイントか。
下降ターゲットは、102.25までも見ておきます。

上か下かを予想する行為はそんなに重要では無く、
フィボナッチは、トレードをルール化するためのガイドライン。

 

最後に、先週の雇用統計発表日(2014/1/10)に、金星逆行期間の中心にきたので、
金星が一番地球に接近している現在と、以前に推理した、金星逆行期間の推理チャートを比較してみます。
当初、①④の可能性が高いのでは昨年に推理していましたが、上昇基調が続いているため、①か②になりそうです。

20131216

逆行期間中は上昇という推理通りに来ていますが、金星逆行期間につけた天井、ボトムは、13週から21週のサイクルになる傾向があるので、天井がいつかの見極めを誤ると、高値圏でロングポジションをつかまされたまま1ヶ月以上置き去りになってしまいかねないので、、今回アプローチしたAB=CDパターンの動向が重要だと勝手に思っています。

 

結論 :

103.76-79を明確にプレイクダウンしなければ上昇。(ターゲット CD38.2%RT 104.40)
103.79を割り込む場合、103.49まで下落

 

本日のBGM